おきたま新電力では地元おきたま産発電所から電力を仕入れています。
株式会社小嶋総本店は、2023年9月に日本酒の製造における二酸化炭素(CO?)排出量実質ゼロ(カーボンニュートラル)を達成しました。日本酒の酒蔵としては東日本で初めての快挙であり、「カーボンニュートラル化された全量純米蔵」としては世界で唯一の存在です。

400年以上の伝統を守りながら、地球環境と地域に配慮した最先端の循環型酒造りを行っています。
1. なぜ老舗酒蔵がカーボンニュートラルに挑んだのか?
近年、地球温暖化による気候変動が深刻化し、夏場の猛暑によって酒米(原料米)の品質が低下する「高温障害」が頻発するようになりました。24代目蔵元の小嶋健市郎社長は、「気候変動を食い止めなければ、将来テイスティングさえしてもらえない(美味しい日本酒が造れなくなる)日が来る」という強い危機感を抱き、自分たちができる生産活動の見直しとして脱炭素への挑戦をスタートさせました。
2. 「東光」が実現した独自の循環型取り組み同社の取り組みは、ただ環境に配慮するだけでなく、酒造りのプロセスを地域内で循環させる非常にユニークな仕組みです。
自社の「酒粕」をエネルギーに変換:日本酒を搾る際に出る「酒粕」を、隣町の山形県飯豊町にあるながめやまバイオガス発電所へ供給しています。そこで発生したバイオガスによる「再生可能エネルギー電力」を酒蔵に買い戻して使用することで、自社由来のエネルギーで酒造りを行う循環サイクルを構築しました。

3. 国内外からの高い評価と記念酒の発売この「カーボンニュートラル×スマート農業」の優れた取り組みは、環境や社会に貢献する事業を表彰する「第7回エコプロアワード」で優秀賞を受賞するなど、国内外の環境意識が高いメディアや市場からも非常に大きな注目を集めています。
また、このカーボンニュートラル達成を記念し、酒粕由来の循環型エネルギーで醸したシンボリックな日本酒「東光 with green(ウィズ グリーン)」なども発売され、環境に優しく美味しいお酒として人気を博しています。「東光」は、安土桃山時代からの伝統の味を受け継ぐだけでなく、次の400年に日本酒文化をつなぐための持続可能な挑戦を続けています。

これにより、まず醸造所のCO?排出量を3分の1にまで大幅削減しました。重油ボイラーのオフセット:お米を蒸す際などに必要な重油ボイラーのCO?排出については、国の制度である「J-クレジット」を購入することで相殺(オフセット)し、実質ゼロを達成しています。スマート農業による酒米づくり:水田では自動抑草ロボットなどを導入し、農薬不使用で環境負荷の低いスマート農業(酒米栽培)にも取り組んでいます。ガラス瓶の使用量削減:製造時に大きな負荷がかかるガラスの消費を抑えるため、環境配慮型のパッケージの検討など、全方位での脱炭素を推進しています。
詳しくはホームページ「東光」をご覧ください。https://www.sake-toko.co.jp/about/
この解説と紹介は小嶋総本店様の資料から参考にさせていただきました。